投稿日時 2014-01-05 12:47:33 投稿者 みなせまお このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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●カフェ・オレ・オリ 「モーニン。聡子」 目を開けると真吾さんの顔。時計の針は6時半。 「朝食出来たけど、聡子で食べる? ブルで食う?」 夕べお風呂から上がったまんまお布団に入ったので、すっぽんぽんのまま。 おまけに首には首輪が着いている。 「聡子で」 だけど聡子と呼ばれたので人間の言葉でお返事。 「そう。じゃあ今持って来てやるよ。そのまま布団の中に入ってな」 真吾さんは取りに行った。 ベッドの上に持って来れる移動テーブルの上には、少しケチャップの掛かったスクランブルエッグと何もつけない薄いトースト。それにレモン汁と塩で味付けした野菜サラダ。脱脂粉乳のコーヒー牛乳がコップに半分。 私は身を起こす。腰から下はお布団に突っ込んだままご飯を食べる。 「聡子ちゃん。美味しい?」 「はい。真吾さんの作るご馳走は、いつも楽しみです」 病人みたいだけど、ベットの中で食べるご飯はおいしい。残念なのは量が少なく、コーヒー牛乳の甘味があと少し欲しいところ。先生のお家に居た時よりもご飯は美味しくなっているけれど、満足できる量は給食くらいかな。 |
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